目次
①子育ては大変?
子育ては大変と言われますが、実際どうなのでしょうか?私の経験をちょっと振り返ってみます。

- ミルクは消毒、温度、タイミング。色々と気をつかって準備しても飲んでくれなかったり、戻したり。
- おしっこ、うんちをトイレで出来ない。おむつ替え必須。替えてる最中におしっこが飛んでくることも(笑)。
- 新生児のお風呂は、湯桶の中に落としそうでドキドキするし、早くしないと湯冷めさせるプレシャーがある。挙句の果ては大泣き。
- 泣いてる理由がわからない。泣き止まない。しかも昼夜問わず。
- 寝てくれない。
- こける。
- 落ちる。椅子から。しかも何度も。
- 食べ散らかす。
- 話が通じない。
- 言うことをきいてくれない。
- 駄々をこねる。
- 崩してほしくない時に限って、体調を崩す。
- 動きが予想できない。常に気配り。
- お世話で頭がいっぱい。
ちょっと振り返っただけでこんなに!子育てを大変と言わずして何と言うのか?
間違いない!子育ては大変でした‼
②子育ては楽しくない!?
子育ては間違いなく大変!だから、子育ては楽しくなかったのかと言うと、そんな事はありません。子どもと一緒にいて楽しかったことはたくさんありました。
ちょっと振り返ってみます。

- 単純に小さくてかわいい。
- 手がムチムチしててかわいい。
- 斜め後ろから顔を見ると口元が見えないほどほっぺたがぷっくり。
- (乳幼児は)恥ずかしがることなく放屁。
- 食べ物に目がない。特におやつ。
- 靴が左右反対でも平気。
- 下はパンツに長靴、上はジャンパーというスタイルで外出しようとする。
- 変な顔をする。
- 変なおどりを踊る。
- 明らかに歌詞を間違えているのに堂々と歌う。
- 幼稚園のお迎えに行くと『パパー』と言って走って来てくれる。
- 通りすがりの猫と話そうとする。
- ソースで口の周りベッタリのくせに分かったような口をきく。
こんな感じで、楽しかったことも数えるとキリがありません。
実は私にとって、子育ては楽しくもありました!時には、ゲラゲラ笑うほど。
③子育てしてると、しんどくなることも
振り返ってみて、子育ては間違いないく『大変』でしたが『楽しいもの』でもありました。でも、思うように行かなかったり、一生懸命になりすぎてとてつもなくしんどくなる時がありました。

ヘトヘトに疲れている時に子どもが体調を崩したり、夜泣きがひどくて眠れず、頭がぼーととしたまま次の日も踏ん張らないといけなかったり。子どもの成長に不安を感じたり。
そんな時は全く子育てが楽しめず、ただただしんどい・・・。常にしんどい時もありました。
④いつも余裕を持つ事が大切
子育てビギナーの時は(一人目は親も全てが初めて。オムツも、入園も、入学も)とてつもなくしんどく感じる事がありました。そうなってしまうとリカバリーは難しい。だから、そうならないように予防が大切。『余裕を持とう!』と痛感しました。(余裕と言っても色々な余裕がありますが、おもに時間、体力、気持ちの余裕です。お金の余裕はありませーん!)

余裕を持つように心掛けると、しんどさが軽減できて、おもしろい事に目が行くように。
つまり余裕を持つ事で子育てが楽しいものになりました!
⑤『余裕』ができて、どう変わった?
余裕ができると自分自身に変化があり、それが子育てに反映されました。実感では次の4つです。
- 色々な気づきがある
- ガミガミが減る
- 冷静に叱る事ができる
- 笑顔が増える?!
1.色々な気づきがある
余裕ができると楽しいこと、面白いことにたくさん気付けました。同じスチュエーションでも捉え方に変化が。
例えば、子どもが泣いている時。自分に余裕がないと『あーまたかー⤵』って気分でしたが、余裕があると『ぐちゃぐちゃの顔して泣いてるなー(笑)』とか『うわー!両方の鼻の穴からはなみず出てるでー⤴』とおもしろかったし、その必死さがかわいく感じました。

普段はニコニコしているのに、泣くとホントひどい(笑)その無防備さ、飾らなさがいい!しかも泣いてる理由が全然大したことじゃない(本人にとっては大事)。『そんなことで、そんなに泣いてるの?(笑)』って感じです。

泣いている時だけでなく、駄々をこねても『しっかり言えるようになった』とか、物をこぼしたと言ってきても『ちゃんと報告できるようになった』と捉え方に変化が。こういう経験で私自身が物事には別の側面(捉え方)もあると学ぶことも。
2.ガミガミが減る
イライラが減って、子どもが少々失敗してもガミガミ言うことが減った気がします。

イライラしてると些細なことでも気にさわりませんか?こどもが牛乳こぼしたり、小麦粉こぼしたり。でも余裕があればそのレベルではもちろん、まあまあやらかしてくれても『仕方ないか。』くらいで済みます。
家を購入した時の事。ようやく手に入れたマイホーム。中古の集合住宅ですがリフォームしてキレイだったのに、入居初日、畳にお漏らし。衝撃的でした!
でも、仕方ない。
3.冷静に叱る事ができる
余裕があるとガミガミが減って心が穏やかですが、何でも許す訳ではありません。こどもの言動で頭に来ることもあります。
そんな時は怒る(こちらの感情をコントロールせずにぶつける)のではなく、叱る(子どもが理解し自分の言動を反省する)よう心がけています。
補足:怒る事を否定していません。傷つけない配慮があれば場合によってアリだと考えています。
補足:手はあげたらアカン!と考えています!
『コラーっ!』と感情で怒ってしまうと子どもはびっくり。内容はほとんど頭に入っていません。(怒っている人の話って何が言いたいのか大人でもわかりにくくないですか?子どもはなおさらわからないと思います。)

気持ちに余裕があると衝動的に怒るのではなくて、叱る事ができました。時々、怒ってしまいましたが(笑)
4.笑顔が増える?!
感覚ですが、余裕があると笑顔が増えます。
フフッと笑ってしまう時って体のちからが抜けてませんか?余裕があると『いい感じ』で力が抜けてます。だから笑いやすい状態なんだと思います。ちょっとした事でもつい笑ってしまう。親がそんなふうにフワーっと笑ってると、安心するのでしょう、こどももケラケラよく笑ってます。余裕が持てると自分に笑顔が増えるだけでなく、子どもの笑顔も引き出してくれます。

あと、子どものおもしろさも引き出される気がします。めちゃめちゃおもしろい事を言ったりやったり。もはやカオス!
反対に余裕なくバタバタしてると自分の顔が無表情!追い立てられるこどももやはり無表情!やっぱり笑顔の方がいい!
⑥余裕を作る方法
余裕をつくる為に実践してきたことをご紹介します。
『気持ちの余裕をつくる方法』・『体力の余裕をつくる方法』・『時間の余裕をつくる方法』にまとめました。
- こどもを預けた
- 諦めた
- 不安になるなら先の事を考えない
①こどもを預けた
短時間でも預けると、こどもの事を考えない時間ができ、リフレッシュできます。自由に時間を使えるのは本当にうれしかった!

リフレッシュできれば、改めて子育てに力を入れて取り組めました。
②諦めた
『諦める(あきらめる)。』本当に素晴らしいコトバですね(笑)。

所説ありますが、日本語の『あきらめる』は『(物事を)明らかにする』から来ているんだとか。その意味で『何が必要で何が不要なのか』をハッキリさせて『しない決断』をしました。
- お金。我が家の収入を増やすこと。(こんにちは!質素な暮らし!)
- 自分の趣味。(さようなら!私の自由な時間。)
その他にも、あきらめたことは数知れず(笑)
- 時間通りに間に合うこと。(ホントは間に合わせるつもりなんだけどな・・・。)
- 小さい子に筋道立てて説明する事。(こどもの頭はカオス‼)
- 泣き止んでくれること。特に夜。(気づいたらテツヤに。)
- ガミガミ言ってしまった自分。(親だからって完璧じゃありませーん。)
- こどもの行儀が良くなること(なるようになれー!)
- あれやこれやときちんとする事(『あれ?!きちんとしてなくても困らずに生活できてるじゃん!』ってなって目からウロコ!)
- 一生懸命に考えること。(だから不安になりませーん。お気楽子育て!)
諦めるとはこだわりを捨てることでもあります。あれもこれもとこだわると大変!こだわりを捨てると軽~くなりますよ!
③不安になるなら先の事を考えない
『未来を思ってワクワク!』はいいですが、『将来を思うと不安💦』は余裕を失ってしまいます。
『そんなことにっ!』て感じですが、こどものテストが返ってくるたび、読解力の低さが垣間見えてすごく子どもの将来を不安に感じる時がありました。私自身が論理的思考が苦手で苦労した経験があったからです。

そんな時に知り合いから一言。『先の事はどうなるかわからないよ!それに、苦労するなら苦労すればいいじゃん!』と。
衝撃でしたー。まさに悟りが開けたよう。その子の持って生まれた能力、才能で生きるしかないし、むしろそれで生きればいいんだー!ってなりました。
不要な心配だったと一気に雲が晴れ、おひさまの光がさしてきたような気持ちに。それで将来を思って不安になるのはやめました。
以来テストの解答が珍解答に思えてゲラゲラ(笑) 大事なのは今を生きるです!
- とにかく寝た
- 体力をつけた
- 生活スタイル(タイムスケジュール)を変えた
①とにかく寝た
こどもが生まれたばかりの頃、親は寝不足になりやすいし、こどもが活発に動き回るようになるとお世話に体力を使います。寝不足は厳禁です!とにかく寝られる時は寝て体力・体調を回復させました。

夜まとまって眠れない時は、『隙をみて日中でも寝る。』これが大切!
子どもが昼寝しだすと、つい『今のうちに!』と思って用事をしがちでした。でも、急ぐ必要が無かったり、そこまで重要じゃなければ、子どもと一緒に昼寝をするようになりました。
子育て中は突然、急な対応を必要とする場合があるからです(ケガや発熱など)。そういった緊急時のために普段は体力を使い切らないように意識してました。
ただ寝ている時間が増えると、家の中が散らかったまんまに!でも、危険でなければ放置!
補足:火のつけっぱなし・鍵の開けっ放しなどには注意!
②体力をつけた
体力的に余裕があれば忙しくても心が穏やかでいられます。一朝一夕にはいきませんが体力をつけるのは効果的。何せ子育ては体力勝負。すぐヘトヘトになったら何もできません。
体力をつけると言っても、特別に何かをした訳ではありません。これだけ。
- お腹が空いたらしっかり食べる!
- トレーニング
- 眠る
これをしていたら少しづつですが体力がつきました。
①はそのまま。栄養バランスを考えてしっかり食べます。
②『トレーニング』と表現しましたが、ジムに行ったりランニングをしたわけではありません。こどもと追いかけっこをしたり、鉄棒したりと一緒に体を動かして遊びました。パッと動ける身体に整えておくという意味もあります。子どもの予想外の動きに備えて。
③もただ眠るだけ。トレーニングしてから寝ると元あった体力以上に回復するらしいです。パワーアップするイメージ!

この3つを生活の中で意識すれば少しづつ体力がつきました。ただし、休憩は必須。疲れたらすぐ休憩&こどもと一緒に昼寝です。
③生活スタイル(タイムスケジュール)を変えた
夜型の生活を朝方に。子どもが寝てからゆっくりするのはやめて子どもと一緒に寝ちゃう。時にはこどもよりも早く寝落ち!

早起きしてこどもが寝ている間に1日の料理の仕込みをしてました。そして日中は子どもに振り回されまくって過ごし、ちょこっと家事をこなす。あとは野となれ山となれ。惰性で乗り切る!
- 用事の第一選択は『しない』、するならパッとできる方法で
- 困らない程度に家事・用事を絞った
- 付き合いを絞った
①用事の第一選択は『しない』、するならパッとできる方法で
『用事があっても、私の第一選択はしない。するならパッと終わらす』です。
たとえ短時間でも用事をすると時間と労力がかかります。でも、やらない場合は『やらない』と決断する以外には時間・労力ともにいりません。用事を早く済ませるよりも、そもそも用事をやらない方が確実に早いです。

『しない』は常に第一選択肢として考える価値があります。
用事をする場合はパッとできる最短の方法を選択しました。なにせ、時間が惜しい!
②困らない程度に家事・用事を絞った
家事や用事はたくさんあります。そしてやろうと思えばいくらでも丁寧にできます。でも、すべてをやる必要はないし、すべてに丁寧さが必要ではありません。自分達家族に合った方法で自分たちが困らない程度の家事や用事をすれば生活が回りました。やらないと困ることだけやる!
必要以上にきれいにしたり、凝ったりは一切しません!(キッパリ!)

- 掃除はキレイに見えればOK!(散らかった物をケースに入れて掃除機をかけるだけ)
- 料理はおいしく食べられたらいいやくらいのスタンス。(ご飯・焼き魚・パックの納豆・お味噌汁程度。昼と朝はもっと簡単!)
用事を搾る前は用事を抱えすぎて『速く終わらさないと!』とばかり思っていました。心の自由がなくなると感じる事を忘れてしまいます。そうなると楽しいとも感じない。用事を絞って時間的な余裕ができると、心までフッと解放されます。
時間的な余裕も作って気持ちにゆとりを!
③付き合いを絞った
本当に必要な付き合いだけになりました。少し寂しい気もしますが自分と子どもの都合で時間を使えます!
こどもを介して新たな交友もできますが、どっぷりつかる事はありませんでした。ポツンでもわりと平気!!
⑦さいごに
私は子育てが楽しかったです。それは幸いにも『余裕』を作る事ができたから。余裕が出来ると親である私の心の持ちようが変わりました。心の持ちようが変われば子育てに反映されます。こういった体験を通して自分は成長できました。つまり、子育ては『自分育て』でした!
初めての子育て。うまくいく事ばかりではありませんでした。そのことで落ち込んだり、不安になったり、しんどくなってしまう時もありましたが、それは裏を返せば子育てに一生懸命な証拠。
はじめから手を抜くなんてできませんが、慣れて要領が分かれば手を抜ける所はどんどん抜いて『子育て楽しい!』が増えてほしい!

私の経験がお役に立つことがあればホントうれしい!
気持ちが楽になって子育てを楽しめることを願ってます!
専業主夫としてこどもを育ててきた実感は、親が『余裕』を持つ事がとても大切!
余裕を持つとは『無理しない』ということです。
余裕がないと疲れ果てててしまうことも。
一方、余裕があればラクになります。そして余裕があれば楽しい!
そんな子育てに対する考え方や余裕をつくる方法をご紹介します。